「残業が多いのに、残業代がでない…」「残業代を請求しないように上司から圧力が…」と悩んでいませんか?
明らかに勤務時間内に終わらない仕事量と、短い期限。
それらに対応するためには残業しかないのに、「君の仕事が遅いからでしょ?」という上司からの圧力があって残業代を請求できない。
そんな状況になっていませんか?
今回は、サービス残業をしているあなたが今やるべきこととこれからやるべきことを紹介します。
会社に労働時間やモチベーションを搾取されていませんか?
会社はしっかりと労働に対して対価を払うべきですので、あなたが泣き寝入りする必要はありません。
残業した分は少しでも取り返しましょう。
労働に見合った給料をもらおう
あなたがもらっている給料というのは、今の「あなたの仕事をする実力」に対する対価です。
なので、「仕事が遅いことが原因で残業しているんだから、残業代は出ない」という理論は通じません。
あなたが「ダラダラ仕事していて終わらなかった」というのであれば、そう言われても仕方がないかもしれません。
ただ、そうじゃない人もいると思います。
ちゃんと仕事に向き合って、数ある作業をこなしていっても、定時までに仕事が終わらないなんてよくあることです。
仕事ができない上司の下で働くと特にそうですよね。期限に余裕がなかったり、仕事量がおかしかったり。
その上で残業を申請するのを認めないのは、サービス残業を強要してくるブラック企業と判断して良いでしょう。
すぐに転職活動を初めて、離れることをオススメします。
今やるべきこと
「そうは言っても仕事があるだけありがたいし…」、「少しぐらいのサービス残業は仕方ないんじゃ…」なんて思っている人にやってほしいことを紹介します。
勤務時間をメモして時給計算
出勤時間と退勤時間を毎日、分単位でメモしてください。
ある日の1日でも良いですし、1ヶ月分でも構いません。
時間のメモができたら、その時間で給料を割ってみてください。
あなたは今「時給いくら」で働いていますか?
残業が多く、全てサービスでやっている人は、アルバイトの時給よりも低くなっている可能性があります。
その数字を見て、どうでしょう?
それでも「仕事があるだけありがたい」と思いますか?
アルバイトで働いて稼いだ方が精神的にも、時間的にも楽かもしれませんね。
人は、自分にとって不都合なことから目を背けがちになりますが、今の状況をしっかり把握しておきましょう。
残業時間を削減するように交渉
残業代をもらえないなら、残業しないように行動を起こしましょう。
時間外勤務になりそうな仕事が振られたら、「残業しないと期限内に終わりそうにないので、別の人に回してもらえますか?」などと、断ると良いでしょう。
それでも「君にやってほしいんだ」と言われたら「残業代出るならやります」と回答しましょう。
あと、このやりとりはメールなどで証拠を残しておきましょう。
口約束だけでは「そんなこと言っていない」と言われておしまいです。
ちょっといやらしいやり方ですが、タダ働きをしたくなければ行動あるのみです。
残業代を請求するための証拠集め
「会社を辞めて、別の会社に行く!でも残業代はしっかりもらっておきたい!」という人は、残業したことの証拠集めをしておきましょう。
タイムカードや、メールの送受信履歴、パソコンのログイン履歴や入退室履歴(会社のセキュリティカード・IDなど)があると良いと思います。
その他にも証拠として有用なものがあれば、集めておくとよいでしょう。
実際に残業代を請求しようと考えている人は弁護士に相談してみてください。
未払い請求するためには弁護士の力を借りる必要があるので、退職前に相談して必要な証拠を確認しておくとよいでしょう。
退職代行も一緒にお願いしたい場合はこちらのサービスがオススメです。
■弁護士法人みやびの退職代行サービス ( https://vc.taishoku-service.com/ )
これからやるべきこと
転職先を見つける
次の会社で同じ状況にならないように、あなたの希望を明確にしておきましょう。
「残業代が出れば良い」のか、「残業がないと良い」のか。
ここを明確にして、転職先の候補を出すと良いでしょう。
転職エージェントにまだ登録していない人は、オススメのエージェントをこちらの記事で紹介していますので参考にしてもらえればと思います。
その他にも転職活動中にやっておきたいことをこちらの記事にまとめていますので、これから動き出そうと思っている人は読んでみてください。
残業代をもらって次に進もう
今まで散々な目にあっているので、最後はしっかり対価をもらってスッキリしたいですよね。
なるべく波風を立てたくない人は、残業を無かったこととして考えて次に進めば良いと思います。
それが納得できるのであれば、それで良いと思います。
ただ、後になって「対価をもらっておくべきだった」と後悔するかもしれない人は弁護士に相談してみても良いかもしれません。
とはいえ、費用はかかってしまうので、お財布事情や気持ちと相談して決めてもらえればと思います。