ITの世界に入ろうと思ったときに「未経験でもITエンジニアになれるかな?」、「理系にしかITエンジニアってできないんでしょ?」と不安になりますよね。
プログラミングを始め、エンジニアと聞くと理系しかも経験者にしかできないんじゃないかと思いってしまいがち。
今回、ITエンジニアで重要なスキルを紹介します。
スキルや経験があることに越したことはありませんが、そのスキルや経験を身につけるために必要なスキルがあります。
そのスキルを持っていれば、文系でも未経験でもIT業界で仕事ができるようになることでしょう。
文系でも未経験でも大丈夫
誰でも始めはスキルや経験を一切持っていません。
他の人が学生時代で培ったスキルや経験は、実際の仕事ですぐに身に付きます。
仕事をする中で吸収する努力をどれだけするかによって、すぐに追いつき追い越せることでしょう。
ただし、それは諦めない心を持った人だけに限ります。
どんなに賢くても、途中で断念してしまってはスキルはおろか、経験も積めないことでしょう。
プログラミングやインフラ構築・ネットワーク構築は、勉強と同じで始めは何も分からないもの。
なかなか、うまくできなくてストレスが溜まって楽しいものではありません。
「もういいや」と諦めてしまうと、そこで終わってしまいます。
重要なのは2つの根気
作り切る根気
プログラムを作ったり、OS・ネットワークの構築・設定をしていたりすると、意味が分からないエラーが出て、いつまでたっても前に進むことができない場面があります。
そこで「諦めて他の人に任せてしまう」のと「意地でも自分でやり切る」のとでは、得られる経験値が違ってきます。
また、達成感も変わります。
誰かに任せてしまうと「自分で作り切った。解決した。」という達成感がかなり薄れてしまって、仕事に対してやりがいを得られなくなってしまいます。
一方で、自分で作り切ったり解決したりしたとき、仮にそれが大したことがないものでも、「それまでの努力が報われた」という達成感を得られます。
人によるところもありますが、そういうところでもやりがいを感じられると、楽しく仕事できることでしょう。
調べる根気
プログラミングやインフラなどITに関する情報は、インターネット上にたくさん転がっています。
ただ、わかりづらい内容だったり、英語サイトにしかない内容だったりすることが多々あります。
また今つまずいている、知りたい内容とマッチした情報がすぐに見つかるとも限りません。
なかなか欲しい情報が見つからないと、心が折れそうになります。
仕事仲間に聞けば解決する内容もあれば、自分だけが担当しているために誰も情報を持っていないこともあります。
また、人に聞けば解決がすぐできる反面、記憶に残りづらくなる傾向にあります。
なんでもかんでも、自分だけで解決する必要はありません。誰かに教えてもらうことで、足踏みしている時間が全く違うこともあります。
しかし、なんでもかんでも人に教えてもらっていると、「困ったら人に聞けば良い」という思考回路になってしまって、問題解決能力がつかなくなってしまいます。
しかも、人に聞いてしまうと苦労していない分、記憶に定着しません。これは個人差があると思いますが……。
費やせる時間にもよりますが、自分で考えて解決に導くように努力することをオススメします。
人がいないと物事を解決できないと、一人前のエンジニアになることは難しくなりますからね。
プログラマーやインフラ技術者になるためには、必要な情報を必要な情報源から掻い摘んで、自分なりの答えを出す根気が必要になります。
楽しくてやりがいがなければ難しい
どんな仕事でもやりがいを感じられなければ、楽しくないもの。
とはいえ仕事は期限ありきなので、「自分だけで進めること」にこだわり過ぎるのは良くありません。
仕事の進み具合を考慮しながら、できる範囲で努力するようにしましょう。
ITエンジニアは一見華がありそうな仕事に思われがちですが、ほとんどが泥臭い仕事で誰かから評価されることも多くはありません。
自分でやりがいや、達成感を作って少しでも楽しもうとしないときっと辛い仕事になるでしょう。
しかも、誰かがフォローしてくれる職場であるとは限りません。
「楽しくない」、「辛い」と感じないように事前に工夫しておきましょう。
何かを作ることが好きならば続けられる
エンジニアという名のとおり「もの作り」が仕事です。
そのものを作る過程や成果でやりがいを感じれれば、達成感や楽しさも得られるでしょう。
しかし、そこでやりがいを感じられない人はITエンジニアで働くことが向かないかもしれません。
会社の規模や業務内容にもよりますが、大きいシステムを作ることになると数年単位の案件を担当することになります。
そうなると始めてから数年後のリリースまで、ものが完成しません。
泥臭くて気が遠くなる仕事なので、楽しさややりがいがなければ「ただの苦痛な仕事」になってしまいます。
作る過程でやりがいや楽しさを少しでも感じれる人なら、面白い仕事かもしれません。