転職活動で必要な書類といえば、履歴書は言わずもがなですよね。
それに加えて、職務経歴書が必要になってきます。
会社によっては必要ないところもあるかもしれませんが、転職エージェントを利用して応募する企業は基本的に職務経歴書は必要になります。
そこで、今回転職活動に必要な書類と書く内容を紹介します。
履歴書と職務経歴書は、今までのあなたを表現するもの。
手を抜かず、しっかりと準備しましょう。
応募のときの提出書類
履歴書は転職エージェント、もしくは転職サイトのテンプレートを使用することと良いでしょう。
「まだ動き出すつもりはないけど」という人も手元に持っておいて、気が向いたときにでも書いておくと、必要になったとき楽できます。
履歴書
一般的に以下の情報を記載する書類ですね。
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 住所、連絡先
- 学歴、職歴
- 趣味、特技
ものによっては、職務経歴書の内容を書くものもあります。
職務経歴書については後述するとして、履歴書については特筆する内容はありませんね。
事実をそのまま記載すれば大丈夫です。
「趣味」・「特技」で食いつきそうなものがあれば良いですが、なければ当たり障りのないもので大丈夫です。
興味を惹ければその内容で話を盛り上がることができるので有利に働きますが、普通の趣味・特技だからマイナスということはありませんので安心してください。
語れもしないのに、下手に奇抜な趣味・特技を書くのは避けましょう。
職務経歴書
その名のとおり職務の経歴を記載するもので、履歴書の「職歴」をさらに詳しく書類です。
面接は基本、ここに書かれた内容をベースに進められます。
記載する項目は以下の情報です。
- 職務概要
- 自己PR
- 生かせる経験
- 職務経歴 (詳細)
などなど。
こちらは書く内容を少し掘り下げていきましょう。
職務概要
最終学歴の学校を卒業してから、会社ごとに経験した内容を概要レベルにまで、まとめて記載します。
後述の職務経歴(詳細)を一通り書いたあと、まとめとして書くとスムーズに書けるでしょう。
自己PR
自分の強みを記載します。
「●●●力があります。というのも、▲▲▲で○○○を経験して〜」という流れを意識して記載しましょう。
「●●●力があります!」だけでは「根拠は?そうと言えるエピソードは?」となってしまうので、根拠をしっかり書いておきましょうね。
最後には、そこで「得た学び」と絡めて、応募した企業に「どう貢献できるか」で締めるとGoodです。
まとめると、「何ができるか」→「根拠となるエピソード」→「会社にどう貢献できるか」の流れで作文すると良いでしょう。
面接の始めに、自己紹介してくださいと言われたら、この内容を話すと良いでしょう。
エピソードの書き方(例)
一番初めに、結論である「問題解決能力があります。」と書くとしましょう。
それに対するエピソードは以下の流れで書くと良いでしょう。
- 「問題・課題を発見する」
会社・プロジェクトによくある課題でも大丈夫です。どういう状況だったのかを伝えましょう。 - 「解決方法を考える」
1.の問題・課題を分析して、解決方法として考えたことを伝えましょう。 - 「実際に実行する」
2.の方法を実行したことを伝える際、誰かを巻き込んで実行しているとGoodです。 - 「結果どうなりました」
3.の結果を、数字を使って定量的に表現できるとGoodです。 - 「そこで得た学び」
4の結果を踏まえて次に同じような状況が起こった際、どうすればさらに良くなるかの考察を伝えるとGoodです。
あくまで一例ですが定番の書き方だと思います。
1.〜5.の流れでエピソードを書くのは、以下のような狙いがあります。
- 話にストーリー性を持たせる
- PDCAサイクルを回すことが身についてることを暗にアピールする
生かせる経験・資格
応募企業で生かせるスキルを記載します。
問題解決力とか、コミュニケーション力などのそういった能力に加えて、ExcelやWordなどのスキルを記載しましょう。
それを裏付ける資格を持っていると、なお良いでしょう。
職務経歴(詳細)
会社で担当した業務・プロジェクト(案件)を詳細に記載します。
数ヶ月単位で、担当した業務を棚卸しして、その業務の規模やあなたの役割を記載します。
プロジェクトを遂行していく業務をしている人は、プロジェクト単位で記載すると良いでしょう。
また、全てもしくは直近数件のプロジェクトに対して、「エピソード」を記載しましょう。
あなたを表現する書類
履歴書、職務経歴書はあなたの社会人人生を表現する書類です。
間違っても、嘘を書いてはいけません。経歴詐称になってしまいます。
あることをなかったことにしたり、ないことをあったことにしたりするとNGです。
ただ、面接官に聞いて欲しいこと、聞いて欲しくないことはある程度操作することはできます。
聞いて欲しいことは詳細に書いて、あまり聞いて欲しくないことはあっさり書いてしまうのです。
文章を書けば書くほど、聞くポイントが増えるわけですから、聞かれたくないところは必要最低限に抑えることで、あまり興味を惹かせないようにすると良いでしょう。
応募書類はしっかり準備しよう
応募に必要な書類はしっかり準備しましょう。
重要なのは、第三者の力を借りること。
作文すると何か恥ずかしさもあって、第三者に見せるのが恥ずかしいですよね?
ただ、誰かに見せてフィードバックをもらった書類と、そうでないものとでは「見やすさ」や「内容」のレベルが変わってきます。
結局、面接官の数名に見られるものですので、応募する前に第三者に見てもらうことをオススメします。
転職エージェントを利用している人は、ぜひ担当者にフィードバックをもらうようにしましょう。
担当者は何人もの書類を見てきたプロです。
フィードバックしてもらった内容は信用して書類に落とし込むようにしましょう。
さらに良くなるアドバイスをもらえることでしょう。