「会社を辞めて転職したいんだけど、転職エージェントとの面談前に何か決めておくことってあるのかな?」という疑問はありませんか?
特に何も決めていなくても、まずは相談という形で初回の面談に望むことはできます。
ただ、希望の内容とその優先順位を事前に考えておくことをオススメします。
今回はなぜ「希望・優先順位を事前に考えておく」ことが重要なのか、希望ごとの優先順位づけのやりかたを紹介します。
準備していなかった場合、その分キャッチボールが多くなってしまい、時間がかかってしまいます。
つまりその分、会社を辞める時期が後ろ倒しになってしまうということです。
なるべく早く転職活動を終えて安心したいですよね?
早く活動を進めることが結果に直結することが、精神的にも体力的にも早めに済ませた方がいいのは事実です。
なので、自分だけで準備を完結できるところはぜひやっておきましょう。
希望の内容とその優先順位を事前に考えておく
エージェントにお世話になって、転職活動を進めることをイメージしてみてください。
「こういう求人はどうですか?業務内容は○○○で、年収のレンジ(※)は○○○万円から○○○万円です。会社の所在地は○○○ですね。」と薦められるとします。
※その求人で採用となった場合の年収帯です。面接の評価によって、雇用時に約束される年収が上下します。
業務内容があなたのやりたいこととあまりマッチしておらず、年収のレンジや会社の所在地もいまいち納得できない。
そんなときはどう伝えましょうか?
「ちょっと違いますね」だと、エージェント側として何が違うんだろうかと考えないといけないですよね。
「違うというのは、業務内容ですか?年収ですか?会社の所在地ですか?」と、一つ一つ確認作業が始まってしまいます。
それだけで時間がかかることはわかります。
その上、あなたの希望があやふやな状態だと、その質問もあまり意味を成しません。
この時点であなたの希望が固まっていなければ、曖昧な内容しか伝えられなくなるのでとても効率の悪い会話になってしまうんです。
しかも、数日たったら「あ、やっぱり○○○の方がいいな」と思ってしまうこともあり、軸がブレブレになってしまうんですよね。
こんなやりとりをしていると、エージェントの気持ちもそうですが、あなたもストレス溜まりますよね。
ただ、「いち早く別の会社に行きたい」「条件は特にない」という人はスピード重視で強行するのも一つの手です。
その場合はその旨をエージェントの担当者に伝えましょう。
ただし、条件がないという人に対して求人紹介する場合、
お互い気持ちよく物事を進めるためにも、事前に条件を考えたうえで、優先優位づけをすると良いでしょう。
優先順位づけのやりかた
求人を探すとき、まずは色々と条件を確認します。
これは求人サイトでも、転職エージェントでも変わりありません。
会社を絞る条件の中で、あなたがどういう会社であれば入りたいなという内容をイメージしておきましょう。
聞かれる条件はざっと、、、
- 業界
- 仕事内容
- 仕事環境 (場所や勤務時間など)
- 待遇(給料や福利厚生など)
ぐらいでしょうか。
その他にも何かあれば追加して、自分の希望を書き出して優先順位を決めておきましょう。
またその内容それぞれに対して優先順位づけと、どれぐらいに重要視しているか、以下3パターンぐらいに分けておくと、悩んだ時の判断材料に使えるでしょう。
- 絶対実現したい
- なるべく実現したい
- 気にしない
こう言った内容をあらかじめ準備しておくことで、求人の取捨選択までがとてもスムーズにいきます。
優先順位づけの例
優先順位のつけかたの例を紹介します。
業界 IT業界 ・・・絶対実現したい
仕事内容 プログラマー ・・・なるべく実現したい
仕事環境 家から通勤時間30分前後のところ ・・・なるべく実現したい
待遇 年収〇〇○万円 ・・・絶対実現したい
こういった形で条件を具体化しておくことで、転職エージェントと面談する際に「希望はありますか?」と質問されたとき、すぐに答えられますよね?
面接を含めた転職活動には、事前準備することほど強いものはありません。
その条件について、内容の質はさておき、一旦書き出して頭の整理をするのも賢いやり方ですね。
全てを満たすのはなかなか難しい
優先順位を決める理由は、全ての希望を満たす会社が見つかる可能性が低いからです。
たとえば、「東京以外の場所で年収が高く、残業なしの会社」は無くはないと思いますが、競争が激しかったり求人が出ていなかったりします。
あなたが抱く理想の条件と、現状の求人を照らし合わせて落とし所を見つけなければいけないということです。
数ある求人の中からあなたの理想に限りなく近い会社に出会うためにも、しっかりと条件や優先順位を固めて、エージェントの担当者に伝えるなり、転職サイトの条件に反映するなりして質の高い転職活動を行いましょう。