「会社を辞めたいけど、代わり(後任)の人がいない」、「代わり(後任)がいないから、今会社を辞めると迷惑がかかる」なんて悩んでいませんか?
今、大体の業界で人手不足ですよね。
仕事量と人数がマッチしていない会社も少なくないでしょう。
ただ、基本的に代わりをあなたが探す必要はありません。
今回は退職するにあたってあなたがやった方が良いことと、それでも会社が退職を認めない場合の対処法を紹介します。
代わりを準備するのは会社がやるべきことで、あなたはそのフォローをすれば良いです。
代わり(後任)がいないのは会社の問題
「代わりがいないから、辞められると困る」、「辞めるのはいいけど、代わりを探せ」などと言われていませんか?
それはあなたが責任を持つところではありません。
代わりを探したところで、あなたに人事権はありませんのでどうしようもありません。
そういうことを言う上司は「自分の仕事が増えることを嫌がっている」、もしくは「あなたが辞めることによって評価が下がることを避けたい」と考えているのでしょう。
人手不足だったとしても、会社には社員はたくさん在籍するわけで、代わりはたくさんいるわけなんですよね。
他の人をあなたの代わりにする・しないは、会社の意思で決定されます。
確かに「今まであなたがやっていた仕事をすぐにできるのか」というとできないと思います。
なので、あなたの業務を次の人ができるようにフォローしてあげるぐらいはやってあげましょう。
あなたがやった方が良いこと
引き継ぎ
あなたが退職するまでの期間、代わり(後任)がいれば対面で業務に関する引き継ぎをしましょう。
そこで、その人に負い目を感じる必要はありませんし、もし「あなたが退職して迷惑だ」みたいに文句を言われても無視しましょう。
また、引き継ぎについては業務をリストして、それぞれの引き継ぎスケジュールを組み、引き継ぎの進み具合を毎日上司に報告すると良いでしょう。
代わり(後任)の人が、「引き継いでません」と虚偽の報告をされる可能性がゼロではありませんので、それの対策となります。
マニュアル作成
代わり(後任)の人がいてもいなくても、マニュアルを作っておくと良いでしょう。
それを見れば、誰でも何も考えずにその業務をできるようになるぐらいのレベルがあればベストです。
無いとは思いますが、あなたが退職したことで業務が立ち行かないという状況になると後味悪いですし。
「ちゃんと引き継がなかったからだ」みたいに責任を押し付けられるのも、納得できないですよね。
それでも退職を認められない場合
それでも退職をゴネられてあなたの手に負えないようなら、退職代行サービスを利用しましょう。
即日から、出社をしなくても良いように交渉してくれます。
退職代行サービスを提供するのは一般法人、労働組合、弁護士法人の3つありそれぞれ特徴があります。
うち、労働組合と弁護士法人が提供する退職代行サービスをオススメします。
■退職代行ガーディアン(東京労働経済組合) ( https://taisyokudaiko.jp/ )
低コストで済ませたい人は労働組合の退職代行サービスを利用すると良いでしょう。
一般法人との違いは、有給休暇取得の交渉を代理で行ってくれるところです。
有給休暇が余っているのであれば、全て消化して給料をもらえると嬉しいですよね。
■弁護士法人みやびの退職代行サービス ( https://vc.taishoku-service.com/ )
未払いの給料、残業代があってどうしても払ってもらいたい場合は弁護士法人の退職代行サービスを利用すると良いでしょう。
労働組合との違いは、未払い賃金の交渉を代理で行ってくれるところです。
この交渉は弁護士しかできないため、「利用料が少し高くなってでも払ってもらいたい!」という人にオススメです。
もちろん、有給休暇取得の代理交渉も行ってもらえます。
会社の問題なので、あなたが悩む必要はない
しっかり退職を告げて、代わり(後任)が必要なら会社に人を指名してもらいましょう。
必要に応じて引き継ぎをして、気持ちよく退職したいですね。
なかなか話が進まない人や、言い出す勇気が出ない人は退職代行サービスを利用して、しっかりと辞めきりましょう。
会社側に引き止められて、そこで足踏みしても、あなたの人生に良い影響を及ぼしません。
何を言われても「会社を辞める」という軸はぶらさないようにしたいところ。
次の仕事が決まっていれば、気持ちが揺らぐことはないでしょう。
まだ転職活動を始めていないようでしたら、まずは転職エージェントに登録するところから始めましょう。
キャリアプランや転職の相談に乗ってもらい、あなたに合う会社を提案してもらいましょう。
転職活動はどういう流れでやれば良いか事前に知っておきたい人はこちらの記事を読んでみてください。