いよいよ待ちに待ったコースデビューですね。
守るべきルール・マナーをいまいち把握できていない人もいるのではないでしょうか?
紳士・淑女のスポーツということで、ルールの他にマナーも気をつけたいところ。
ただ、ルールも多く、+αでマナーとなると何を覚えるべきなのか分からくなってきてしまいますよね。
細かいルールはともかく、必要最低限の知識は備えていきましょう。
安全に、早く、コースを綺麗に保って、プレー
コースデビューからの数回は、まずは周囲に迷惑をかけないこと、ゴルフを楽しいと思えることが最優先です。
ということで、今回は最低限守りたいルール・マナーを当日の流れと合わせて紹介したいと思います。
当日スタートまでの流れ
家を出てからゴルフ場のロッカーまでの流れ
出発
ドレスコードはゴルフ場から注意を受けたり、最悪トラブルの原因になりかねませんので、しっかりと守りましょう。
「どういった服装をすればよいのか」はこちらを参照ください。
ゴルフ場到着
駐車場に車を止める前に、ゴルフ場入り口でキャディバッグを降ろします。
入り口周辺に係の人がスタンバイしていると思いますので、キャディバッグを預けましょう。
受付
最遅でもプレー開始30分前には受付を済ませましょう。
スタート前に練習する場合は、1時間前までに受付しておいた方がいいでしょう。
30分というのはかなりギリギリの時間になりますので、余裕をもってゴルフ場に到着するようにしたいですね。
道中で渋滞にはまったり、寝坊した場合はまずゴルフ場へ連絡しましょう。
着替え
更衣室で着替えます。
受付でロッカーキーを受け取りますので、その番号のロッカーを使用しましょう。
貴重品は受付近くに貴重品専用ロッカーがありますので財布や鍵を預けておきましょう。
朝練習からスタート時間までの流れ
朝練
カートが待機しているところ(マスター室周辺)に荷物を置きにいきます。
受付前に預けたキャディバックを係の人がカートに載せてくれています。
載っていない場合は、確認して載せてもらうまで待ちましょう。
朝練する場合は、マスター室で練習ボールを借りたいと伝えましょう。
コインを渡されるか、ボールを貸し出してくれます。
ボールとクラブを数本持って、練習場で練習します。
カートにはスタート10分前には必ず戻るようにしましょう。
予定時間から遅れてのスタートはマナー違反で、ゴルフ場や他のプレーヤーに迷惑がかかりますので厳禁です。
プレー中のルール・マナー
全体的なルール・マナー
こちらのマナーを守らなければ、ゴルフ場・他プレーヤーに迷惑がかかります。
最悪トラブルになりますので、必ず守りましょう。
プレーファスト厳守
後ろが詰まっているときは特に注意が必要です。
ショットを打てる状態で、何度も素振りしたり、スイングまでに時間をかけることはNGです。
また、ボールの位置までダラダラ歩いたり、見失ったボールを長時間探すことは避けましょう。
迅速にホールアウトできるようにプレーファストを心がけましょう。
打ち込み禁止
前の組のプレーヤー近くにボールを落としてはいけません。
とても危険でトラブルの原因になります。
使うクラブの飛距離では確実に届かないほど、十分距離が取れるまではショットを待ちましょう。
誰かが他コースに打ち込んだ場合はフォアを叫ぶ
コースが隣接しており、一目でOBだと思うショットが出た場合は「フォアー」を大声で叫んでください。
この掛け声は近くのコースでプレーしている人にボールが行くかもしれないことを伝えるための手段です。
目土(めつち)
アイアンやウェッジで打つ際にダフったり、ターフをとったりすることで地面に穴(ディボット)ができます。
穴ができた場合、ゴルフ場が準備している砂を使ってその穴を埋める必要がありそれを目土といいます。
修復しないと、後続のプレーヤーが同じ位置にボールを落とした際に穴にハマって迷惑がかかります。
土がえぐれたときは目土をしましょう。
打者の視界に入らない
これは同じ組のメンバーに迷惑をかけないマナーです。
打つとき、視界に誰かが入ると気が散ってしまうため、できる限り視界に入らない場所に位置どりましょう。
ティーイングエリアのルール・マナー
打順を守る
1番目のホールでは、王様ゲームで使いそうな棒が設置されているのでそれを使って打順を決める。
2つ目以降のホールでは、前回のホールで打数が少なかった順でティーショットを打つ。(同じ場合は前回のホールのティーショット順を踏襲)
打つときに音を立てない
誰かがティーショットを打つ際は音を立てないように注意しましょう。
会話や、物音をたてることはマナー違反になりますので誰かがアドレスしたときはじっとして沈黙を保ちましょう。
セカンドショット以降のルール・マナー
複数本のクラブを持ってボールの場所へ行く
ボールの場所に立ったとき、クラブ選択に迷いが出ることがあります。
違うクラブで打とうと、カートに取りに行っては時間がかかってしまいます。
スロープレーにならないためにも、複数本のクラブを持って移動しましょう。
カップから一番遠い人から打つ
ゴルフはセカンドショットからホールアウトまでは、遠い人から順に打つルールです。
ボールより前に出ると打球が当たる可能性がありますので、前に出ないようにしましょう。
バンカーを荒らさない
バンカーに入ったボールを打つまで、クラブヘッドを地面につけてはいけません。
ボールを打つ瞬間に地面と接する分には問題ありません。
また、ボールを打ち終わったらレーキでバンカーの砂地を慣らしましょう。
グリーン上でのルール・マナー
ボールマークの修復
(画像をクリックするとGolf5のサイトへジャンプします。)
グリーンにボールが着地した衝撃でグリーンが抉れていたら、グリーンフォークを使って平に修復しましょう。
グリーンにものを置かない
グリーン上にクラブやクラブケースを置いてはいけません。
今ではグリーンオンしても基本(※)旗を抜く必要がなくなりましたが抜いた旗もグリーン外に置きましょう。
※コースの傾斜で、グリーン上にプレーヤーがいるかどうか分からない場合は旗を抜いて後続プレーヤーにわかるようにしましょう。
グリーン内は歩く
グリーンは歩くだけで痛みますので、走るのは厳禁です。
ラインを踏まない
他のプレーヤーのボールとカップを結んだ線(ライン)を踏んではいけません。
ライン上を歩くとグリーンが痛み、弾道に影響が出てしまいます。
1m(1グリップ) OK
カップから1m以内もしくは1グリップ以内に止まった場合、「次の1打で入るでしょ」ということで「次の1打で入ったことにしていい」というルールです。
これはローカルルールですが、後続の組が待っているときは積極的に採用しましょう。
ゴルフのルールは変わり続ける
ルールとマナーについて書きましたが、年々変わっているのが現実です。
カップの旗を抜かないでいいことに加え、打順も「準備ができた人から打つ」ことが推奨されています。
とはいえ、ルール改正を全員が把握しているわけではないので、上記のルール・マナーを守っておいた方が気持ちよく回れるでしょう。
初めはゴルフ経験者と周るのが吉
必要最低限のものを書きましたが、それでも多いですよね。
さらに人によっては、これも絶対に守って!というものがあるかもしれません。
ルールやマナーに縛られすぎて楽しめないのは悲しいことです。
要は、安全に、早く、コースを綺麗に保って、プレーすればいいのです。
あまりこだわりすぎず、知らずにマナー違反を犯した場合は素直に謝って、次に活かしましょう。
近くにゴルフ経験者がいる場合は、ぜひその人と周ると良いでしょう。
ラウンドは楽しんでナンボ
いかがでしたでしょうか?
今回は必要最低限のマナーやルールを記載しましたが、ある程度知識が馴染んだら他のルールやペナルティを勉強してみてはいかがでしょうか。
初めてのラウンドが楽しい思い出になることを祈っています。
さらにコースデビュー後の帰り道、メンバーと次のラウンドの予定をたて練習に励みましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!