仕事をしていて、お客さんや上司、同僚に怒られることは誰でも一度はあるはず。
ただ、怒られる頻度は人によってまちまちでしょう。
「この人からはよく怒られるなぁ…。」とか「私だけ怒られるなぁ…。」と悩んでいる人は、なぜ怒られるのか少し考えてみましょう。
「あぁ…、今日も怒られてしまった。。テンション下がるなぁ…。。」で終わらせてしまっては根本的に解決できず、すぐに同じことが起きてしまいます。
褒められて伸びる人もいれば、怒られて伸びる人もいるのは事実です。
しかしながら、怒られてしまっては精神的に辛いのも事実です。
「自分は怒られて伸びるタイプだ!」という人も、しっかり怒られないようにしましょう。
怒られるということは、相手にとって不利益が発生している証拠ですからね。。
今回は怒られる原因がわかる場合とわからない場合、それぞれの対処法を紹介します。
結論から述べると、「同じミスを繰り返さない」ことと、「環境を変える」ことです。
それぞれについて、次から詳しく説明しますが、この記事にたどり着いたあなたは少なからず「仕事で怒られること」に対して、悩んでいるのでしょう。
今の精神状態がひどいようであれば、すぐに「環境を変える」ことをオススメします。
精神的に余裕があり、仕事における人間関係が良好であれば、怒られない対策をしましょう。
怒られた原因がわかっていますか?
原因がわからなければ、対策のしようがありません。対策ができなければ、同じことで怒られてしまいます。
まずは「相手を怒らせてしまった原因は何か」ということをしっかり把握しましょう。
原因がわかっている場合
原因が分かっていて納得できる場合は、簡単ですよね。
「また繰り返さないようにどうすればいいか」対策を練って実行していけば、だんだんと怒られる頻度は下がるのです。
基本的に「同じミスを繰り返さない」を徹底することで、怒られることはなくなるでしょう。
そうすると社会人として成長していけて、周りからも信頼される流れに乗っていけるのです。
原因がわからない場合
「なんで今怒られてるんだ?」ということ、ありませんか?
その時の気分で怒る人、八つ当たりをしてくる人などなど、職場にいますよね?
「そんな人いないよ!」という人は、環境に恵まれているのかもしれません。
「何も悪いことしていないのに、なぜ怒られる」という人は、人に恵まれなかったと思って環境を変えることをオススメします。
ただ、怒られているのがあなただけの場合は、要注意です。
何かしらの言動で、スイッチを押してしまっている可能性がありますので、周りの人に「なぜか怒られるんだけど、何が悪いのかな?」と聞いてみると良いかもしれません。
あなたが無自覚にやっていたことで火がついた可能性があるかもしれません。
そうだった場合は、次から同じことをしないように心がけると良いでしょう。
怒られないためにやること
なぜ怒られるのかを理解する
人が仕事で怒りを感じるときは、「その人があなたに求めた期待値を下回った(ギャップが発生した)とき」です。
あなたならこれぐらいできて当然だろう、と仕事を振ってくるわけですが、その期待に応えられなかった場合に怒りが込み上げてきます。
ただし、その「あなたならこれぐらいできて当然だろう」というのが、あなた個人を指していない場合もあります。
あなたの年次や学歴、職歴、もしくは所属している会社名によるものかもしれません。
しっかりと相手があなたに抱いている期待値を確認することが、大きな1歩になります。
期待値を把握して、PDCAサイクルを回す
仕事を振られたら、期限や質など、相手が求めているレベルをしっかり把握しましょう。
あとはPDCAサイクルを回せばある程度は対処可能でしょう。
相手が求めているレベルの仕事をするために、「計画(Plan)・実行(Do)・確認(Check)・改善(Action)」のサイクルを回しまくれば、怒られることも少なくなっていくことでしょう。
PDCAサイクルは古い、なんて言われるかもしれませんが、社会人が物事を進める上で基本的なことですのでしっかり実践しましょう。
怒られないようにできる?
原因が分かっている場合、「怒られないように努力する」、「仕事がしっかりできるように努力する」というのは、普通の精神状態でなら「やって当然」です。
かつ、社会人として成長していく上で、やらなければいけないことです。
ただし、怒られないようにできないケースが2つあります。
相手が理不尽な怒り方をする人
理不尽、つまり筋が通っていない怒られ方をする場合ですね。
「エスパーや預言者じゃないと、こんな失敗防げないよ!」というものでも、全力で怒ってくる人がいると要注意です。
指示に含まれていないことでも、「それぐらいわかれ!」だったり「言っただろ!」だったりを言ってくる人いますよね。
確かに「考えて仕事をする」というのは重要なことですが、「指示漏れでしょ」と言いたくなりますよね。
そんな人をうまくコントロールできる人は特に問題ありませんが、精神的にダメージを受けている人もたくさんいるのではないでしょうか。
あなたが精神的に不健康な状態
ただ、精神的に参ってしまっている状態だとあまり良い結果を望めないと思いますので、「まずは普段の精神状態に戻す」ことを優先した方がいいと思います。
精神面で健康的な人はやる気が満ちていたり、集中力を発揮しやすかったり、プラスに物事を進めやすい状況なのですが、精神面で不健康な人はその逆です。
何事にもネガティブになったり、失敗したらどうしようと不要なことをずっと考えこんだりして、仕事に打ち込めません。
今の精神状態は大丈夫?
怒られた原因が分かっていようが、あなたの精神状態がひどいとどうしようもありません。
怒り度合いも人によってまちまちで、「小さいミスで怒鳴り散らす人」、「大きい失敗も優しく諭してくる人」、いろんなタイプの人が社会にはいます。
あなたの周りではどうですか?
「怒鳴り散らすタイプ」や、「その人が納得する回答ができるまで理詰めするタイプ」の人に怒られると精神的に参ってしまいますよね。
頻繁に怒られてしまうと、パンチドランカーみたいに怒られることに慣れたり、相手に完全に萎縮してしまったりして、正常な判断や行動が取れなくなってしまいます。
今の精神状態がひどいようなら、休職するか転職するかしましょう。
社会人になって涙が出たり、目眩がしたり、動悸がしたり、胸が苦しくなったりしている人は、普通の精神状態ではないと思いますので、お医者さんに診てもらうようにしましょうね。
病気になっているようなら、労災がおりるかもしれません。
頭で「まだイケる」と思っていても、先に身体が限界を迎えてしまう可能性があります。
環境を変えよう
精神的に健康状態の人は、ぜひ今の職場で怒られない努力をしましょう。
苦労の先に、社会人としてのスキルが身についた未来があることでしょう。
一方で、どうしようもなくネガティブな考えばかりしてしまう人は、休職や転職を考えましょう。
できれば有給休暇中に転職活動をして、無給の期間を無くすのが理想です。
人は身体が資本です。
極限まで自分を追い込むことはやめておきましょう。
身体を壊したら、あなただけでなく周りの人も悲しい気持ちになります。
限界を迎える前に、環境の改善に励んでください。